ドラッグストア業界の10年を振り返る「DgS白書 特別版<2011-2020>」発売開始のお知らせ

業界の動静を判断するためには、継続的に経営数値を追い続けることが重要です。この度ニューフォーマット研究所では、ドラッグストア上場企業の決算データを集めた月刊マーチャンダイジングの定番特集「ドラッグストア白書」(毎年10月号に掲載)の2011年から2020年の10年分を掲載した「月刊マーチャンダイジング特別編 ドラッグストア白書 2011-2020」を電子版で発刊いたします。

11年で約3兆円も伸長した上場DgSの売上高

以下は、2010年から2020年の上場ドラッグストアの売上高をビジュアル化したものです。

2兆7,000億円程度だった上場企業全体の売上高が、この期間に、5兆8,000億円まで急成長している様子や、2010年段階ではトップだったマツモトキヨシが徐々に順位を落とし、一気にウエルシアHDが業界トップに駆け上がっていく様子がよくわかります。

また2018年頃からはウエルシアHDとツルハHDが他の企業と大きく差をつけて伸長していることも可視化されています。コスモス薬品の急成長も見逃せません。

(なお、企業ロゴについては、わかりやすさを優先して事業会社のロゴを使用しています)

(拡大したグラフはこちらからご覧いただけます)

業界の理解に不可欠な定点観測と振り返り

業界分析をする際には、継続的な企業の経営数値の把握と、要所要所での振り返りが必要です。今回ニュー・フォーマット研究所は、上場ドラッグストア企業の決算動向をとりまとめた定番企画「DgS白書」を取りまとめた特別編「DgS白書2011-2020」を電子版で発売することになりました。
是非皆さまの業界分析・企業理解の一助にお役立てください。

・定価 本体:10万円+税
・ページ数:329ページ

[小売業災害対策記事まとめ] 地震、台風…災害にチェーンストアはどうたちむかう?

2011年3月11日の東日本大震災から10年がたちました。改めて、犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、かけがえのない家族や友人を亡くされた方々にお悔やみ申し上げます。地震や台風などの災害に対しては、常日頃からの備えが重要です。本記事では、改めてこれまでMD NEXTに掲載してきた、ドラッグストア企業の災害対策記事をご紹介します。(随時更新の予定です)。

地震

2017年3月には熊本地震から迅速復旧したコスモス薬品を取材しました。迅速な災害対策本部の立ち上げや、専門部隊の対応など、非常に学ぶべきことが多い内容です。

地域のライフラインとして災害から迅速復旧するための5つのポイント

 

2018年9月には、北海道胆振東部地震を乗り越えたツルハの記事を2回にわたって掲載。企業文化や日々の意識付けの重要性を紹介しています。

いかに店を開け地域のニーズに応えるか~北海道胆振東部地震を乗り越えたツルハ【前編】~

いかに店を開け地域のニーズに応えるか~北海道胆振東部地震を乗り越えたツルハ【後編】~

水害

2018年6月、西日本を中心に起こった集中豪雨による被害に、レデイ薬局がいかに対応したかを紹介しました。水害による浸水と物流ストップによる臨時休業決定から店舗再開までの足取りをたどります。

多発する「避難指示」区域、刻々と変わる状況~レデイ薬局の災害対応 前編~

浸水と物流ストップからの店舗復旧へ ~レデイ薬局の災害対応 後編~

大雪

雪が降る地域では、大雪への備えも必要です。こちらの記事は直接の災害対策ではありませんが、大雪や台風の際、従業員の出勤をどう考えるかについてまとめたもので、よく読まれています。

明日は大雪 !? 出社するべき、させるべき?

店舗でできる災害の情報発信

店舗では商品の販売を通じて、お客様に災害時に何が必要かを思い出していただき、災害への心構えを促すこともできます。

非常用品のみならず、普段使いのグッズ・食品も備蓄される傾向に

2021年、ドラッグストア業界の注目を集めた記事ベスト10はこれだ! [MD NEXT/ 月刊MD note版]

早いものでまもなく2022年ですね。この1年、MD NEXTと月刊マーチャンダイジングnote版でよく読んでいただいた記事を総集編としてご紹介します!ドラッグストア業界にかかわる人の興味関心はいったいどんなテーマにあるのでしょうか?

本記事では、MD NEXTと、月刊MD note版に掲載された記事の中から、2021年に公開されたもののランキングをご紹介します。

リアル店舗の価値探し、他業態記事に脚光

第10位 店頭の「手書きPOP」はリアル店舗の価値を高める

店頭の「手書きPOP」はリアル店舗の価値を高める

DXやECの重要性が喧伝される昨今ですが、「リアル店舗の価値」をいかに伸ばしていくかは当媒体が追い続けているテーマです。10位には、「手書きPOP」をテーマとした記事がランクインしました。

[第9位]レシート調査で判明!カインズ・コーナン、ホームセンターが好調な理由

レシート調査で判明!カインズ・コーナン、ホームセンターが好調な理由

ソフトブレーン・フィールドさんの連載から、コロナ禍で急成長したホームセンター好調の背景を分析した記事がランクイン。他業態にも興味関心があることがうかがえます。

[第8位]テーブルにドリンクサーバー設置。「0秒レモンサワー」で予約待ちの超人気居酒屋

テーブルにドリンクサーバー設置。「0秒レモンサワー」で予約待ちの超人気居酒屋

他業態といえば、フード業界の最新事情を紹介した千葉哲幸さんの「フードビジネス・アップデート」も人気の連載でした。特にこちらの記事は、2021年に大ヒットした「テーブルタップ、テーブルオーダー」の新業態を取り上げた先見性で、多くの人に読んでいただいた記事となりました。

テーブルタップ・テーブルオーダーの業態についてはこちらの記事も参考になるかと思います。

コロナ禍で激動のフードビジネスは新業態を目指す

[第7位]ロピア「精肉」の強みは牛肉の「部位の種類の豊富さ」と「ボリューム」

ロピア「精肉」の強みは牛肉の「部位の種類の豊富さ」と「ボリューム」

他業態といえばこちらの人気スーパーのストアコンパリゾン記事も大変多くの方に読んでいただきました。エイジスリテイルサポート研究所 所長の三浦美浩さんには、今年もたくさんの食品スーパーのノウハウを教えていただきました。

三浦さんのnoteの記事はこちらもおすすめです!

【ドラッグストア、食品鮮度管理攻略術】①温度、②時間、③売価変更を積極活用しよう!

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[第6位]コロナストレス対応や休暇助成金も新設、妊娠中の従業員のための制度

コロナストレス対応や休暇助成金も新設、妊娠中の従業員のための制度

小売業の労務制度に関する小林麻理さんのこちらの記事も、今年たくさんの方に読んでいただきました。企業の人事関係者だけでなく、従業員の方にもお読みいただいているようです。

狭小商圏化、価格の個別化…次のチェーンストアの在り方を示唆する記事が人気に

[第5位] 価格個別化で利益率は向上する!DX時代の「ポイント・クーポン」戦略

価格個別化で利益率は向上する!DX時代の「ポイント・クーポン」戦略

第5位には、経済学者の成田悠輔さんが語る「ポイント・クーポン」戦略についての記事がランクイン。より重要度を増すポイント・クーポンの在り方について、価格の個別化や、お客様とのつながり醸成などの観点から、様々な事例をご紹介いただきました。

[第4位] 2021年、小売業の重点経営課題は「固定客の長期的信頼の獲得」だ

2021年、小売業の重点経営課題は「固定客の長期的信頼の獲得」だ

日野眞克の「今週の視点」シリーズから、毎年恒例の「今年の重点経営課題」に関する記事がランクイン。小売業のパラダイムシフトの変化と、それに伴う経営課題について、解説しています。

そして、3位と2位はツルハHDの記事でした。

[第3位]ツルハドラッグ南6条店「超」狭小商圏時代を勝ち抜くためワンストップショッピング性を強化する!

ツルハドラッグ南6条店「超」狭小商圏時代を勝ち抜くためワンストップショッピング性を強化する!

[第2位] 揺るぎない企業文化を継ぐ「新生ツルハグループ」の未来戦略

揺るぎない企業文化を継ぐ「新生ツルハグループ」の未来戦略

そして第1位!(じゃじゃーん)

[第1位] リアル店舗の狭小商圏化は加速 「商圏人口3,000人」時代に備えよう

リアル店舗の狭小商圏化は加速 「商圏人口3,000人」時代に備えよう

本誌では、商圏人口3,000人時代が目前に迫っているという予測の下で、2021年は様々な企画を立ててきました。ゲンキー、薬王堂の2社にフォーカスして、狭小商圏時代を生き抜くための価値転換について示唆する記事が、2021年に公開された記事の中では一番多くの方にお読みいただくことができました。

月刊MD on noteでは企業経営者のインタビューが人気!

月刊MD on noteでは、毎月5本以上、店舗レポート、企業経営者インタビューを中心に、月刊マーチャンダイジングから選り抜きの記事を購読できます。月刊購読料は1000円と気軽に購読できる価格です。

こちらでは、1位から順に、2021年によく読んでいただいた記事をご紹介します。

[第1位]ツルハ 代表取締役社長 八幡 政浩氏「現場主義のツルハの理念を踏襲 専門性と利便性の両輪を回す」

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[第2位]【店舗レポート】ツルハドラッグ新道元町店~「キャンドゥ」併設・食品強化型店舗~

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[第3位] 狭小商圏高シェアを成功させる2つのラインロビング戦略

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[第4位] 【店舗レポート】マツモトキヨシ 松戸大金平店~幅広い品揃えでワンストップショッピング性を追求~

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[第5位] ツルハHD、調剤事業はドラッグ併設の出店加速。調剤+αで価値提供

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[第6位] マツモトキヨシ社長 松本貴志氏インタビュー「次の30年のビジネスモデルづくりが私の経営者としての最大の使命」

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[第7位] ウエルシアHD松本社長に聞くPB戦略「医食同源&SDGsで固定客との絆強化」

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[第8位] 店舗から役員まで全社体制でアイデア創出するマツモトキヨシのPB

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[第9位] ゴダイ社長 浦上卓也氏に聞く「集客、営業時間の壁を越えたモデルに挑戦。地域高齢者の需要総取りを目指す」

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[第10位] マツキヨココカラ&カンパニーの新体制と役員発表/関西スーパーの買収にH20とオーケーが名乗り

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いかがでしたでしょうか?

2021年もありがとうございました。2022年も読者の皆様に有益な記事をお届けできるよう、知恵を絞ってまいりたいと思います。月刊マーチャンダイジングならびにMD NEXTをどうぞよろしくお願いします!!

本日発売「ドラッグストア拡大史」プレゼントキャンペーン

2021年2月10日、ニュー・フォーマット研究所(代表・日野眞克)は新刊『ドラッグストア拡大史』をイーストプレスから発売しました。1997年に創刊した月刊『マーチャンダイジング』の取材に基づき、ドラッグストア成長の歴史をまとめたものです。本書の発売を記念し、MD NEXTでは抽選で10名様に当たるプレゼントキャンペーンを実施します!

小売業が大激変に見舞われた平成時代に、急成長を遂げたドラッグストア――。薬局・薬店にしかすぎなかった個人商店から、いかにしてチェーン化を成功させていったのか。アメリカ小売業からの模倣と別様な業態への進化、食品やペットフードまで取り扱う品揃えの拡充、美容・健康ニーズという時代の追い風、そしてデジタルシフトへの取り組み。「マツモトキヨシ」「ツルハ」「ウエルシア」「コスモス薬品」……街のインフラとしての地位が確立され、スーパーもコンビニも脅かす存在となったドラッグストア、その躍進の歴史と展望に迫る。

本書は、月刊マーチャンダイジング主幹の日野眞克が、「オーバーストア時代」「右肩下がり時代」になぜドラッグストアだけが大きく成長できたのかを分かりやすく解説したものです。

過去30年弱で爆発的に成長したドラッグストアの成長ストーリーをまとめた書籍は他にはありません。ドラッグストアという業態を理解するための入門書として最適な一冊です。

全国書店・Amazonで発売中

MD NEXTでは、本書の発行を記念して、本書を抽選で10名様にプレゼントするキャンペーンを実施いたします。

以下のフォームからどんどんお申込みください!

募集要項

・賞品:書籍「ドラッグストア拡大史」(発行:イーストプレス)
・当選者数:10名
・応募締切:2021年2月28日(日)
※当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。

※お申込みと同時にプライバシーポリシーに合意したことになります。
株式会社ニュー・フォーマット研究所 プライバシーポリシー 

基礎からわかる!「商品構成グラフ」のつくり方・読み方・使い方

商品構成グラフは売場の設計図の根幹であり、店舗(自店・競合)分析のもっとも基本的な手法でもある。何十年間も使われ続け、現代においても売場を可視化するための重要な技術だ。本特集では、基本に立ち返り「なぜ商品構成グラフをつくるのか」「どのように活用すべきか」を具体例や実践例を交えて紹介する。

どうつくるのか?

商品構成グラフは、一般的には、店内の商品構成(棚割)をヒストグラム形式で表したものである。商品分類(カテゴリー・サブカテゴリー)ごと、商品ごとなど、特定の切り口で集計を行い、縦軸に陳列量またはフェース数、横軸に価格を取ってヒストグラム化する。

実務上は、売場でフェース数をカウントし、エクセルを用いて作成することになるだろう。さらなる工数の削減を考えるとBI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどの活用も視野に入る。一部の棚割ソフトには、棚割図から自動で商品構成グラフを作成する機能も搭載されている。なにより時間が割かれるのが、店頭のフェース数と価格の記録・集計であるため、ここをいかに効率化するかが、実務上非常に重要になってくる。

本記事では、文末から編集部が記事制作時に使用している商品構成グラフのテンプレートをダウンロードできるようにした。ぜひダウンロードの上活用いただければ幸いである。

なぜつくるのか?

商品構成グラフは、ある企業が特定のカテゴリーで、どの価格帯の商品をどう販売しようとしているのかという、商品政策を視覚的に表す。商品構成グラフの利用方法としては、以下の2種類が考えられる。

(1)小売業商品部が商品政策を決定し、店頭で維持する
(2)自社の店舗・競合企業の売場を分析し、理解する

前者の「商品政策決定・維持するための道具」として商品構成グラフを利用する場合、商品部の定番を担当するバイヤー(ステープルバイヤー)が、カテゴリー単位でこの商品構成グラフの形を決定し、維持・管理をするとされる。売場の「設計図」としての利用の仕方といえよう。

一方、現場の従業員が自店舗や競合他社を理解するためにも、商品構成グラフは便利な道具だ。棚割から価格帯ごとのフェース数を集計し、商品構成グラフをつくることは、商品政策の理解を促す。記録したものを年単位などの時系列で見ることで、自社や競合他社の商品政策の移り変わりも把握できるはずだ。

商品構成に関わる3つの用語を理解する

商品構成(グラフ)をより深く理解するために、「プライスレンジ」「プライスライン」「プライスポイント」という表現を覚えておこう。

■プライスレンジ

「プライスレンジ」とは、品種、カテゴリーごとの売価の上限と下限の幅のことである。

たとえば、ある店舗において、シャンプーカテゴリーの商品の最安値が300円、最高値が980円の店舗であれば「この店舗のシャンプーカテゴリーのプライスレンジは300円から980円」といえる。また、別店舗で同カテゴリーの最安値がPB(プライベートブランド)の198円シャンプー、最高値が美容室向け3,500円のシャンプーだとすると、「この店舗のシャンプーカテゴリーのプライスレンジは198円から3,500円である」といえる。

一般的に、このプライスレンジは狭い方がよいとされている。「シャンプーの価格の下限が98円、上限が5,000円」というように、プライスレンジが広すぎる店では、お客が手に取った商品が想像より高かったということが起きかねない。これでは、お客は安心して買物ができないだろう。プライスレンジは狭い方が、お客は安心して買物ができるとされている。

また、プライスレンジの広い店は、商品点数が多くても品揃えの豊富感はない。同じ品種であっても100円の商品と1万円の商品とでは購買動機がまったく異なる。

100円のシャンプーが欲しいお客は、「とにかく髪の毛が洗えればいい」とおもっているだろうし、1万円のシャンプーが欲しいお客は、「シャンプーで頭皮に関わる悩みを解決したい。さらにリラックスしたい」などの動機を持っているだろう。「とにかく髪の毛が洗えればいい」とおもっているお客は、1万円のシャンプーを比較の対象にするはずがない。

むしろ、低価格帯にさまざまなシャンプーが品揃えされていた方が喜ばれる。狭いプライスレンジでいかに商品の選択肢を増やすかが、店舗の価格イメージの統一と、品揃えの豊富感を生み出すためには重要ということだ。

■プライスライン

「プライスライン」とは、売価の種類のことである。

たとえば、ある店舗の牛乳売場に、158円、189円、258円、300円の商品が販売されていたとする。この場合、「この店舗の牛乳カテゴリーのプライスラインは4」ということになる。

プライスラインは少なければ少ないほど、お客は商品を選びやすく、買物がしやすい。

たとえば、チョコレート売場で似たような商品が「97円と98円と99円」で販売されていたとしよう。お客はその1円の差の理由に頭を悩ませることになるはずだ。ここはすべて98円と統一した方が、買物がしやすい店だと認識してもらえる。

■プライスポイント

最後に、「プライスポイント」は、あるカテゴリーや商品群の中で、もっとも陳列量が多い売価のことを指す。

ある店舗の食パン売場で、8枚切りの食パンを、89円で5フェース、118円で8フェース、150円で4フェース、200円で1フェース扱っていたとしよう。

この場合のプライスポイントは、118円となる。

同じ商品を同じ価格帯で品揃えしていても、プライスポイントをどこに設定するかによって、割安感があるか、割高感があるかは異なってくる。

プライスポイントの陳列量はなるべく多く、ほかの価格帯の陳列量との差は明確であるべきだ。売れ筋の陳列量が大胆に多ければ、お客の「売れ筋発見率」も高くなる。

また、プライスポイントを構成する商品は、売れ筋であることが多く、これを維持するためには、商品部が売れ筋の商品を追加補充し続ける必要がある。

さらに、プライスポイントは、1品目だけで構成されるのではなく、ここにさまざまな品目の商品を集中させるものとされている。それにより、お客が楽しい選択ができるということになる。

商品構成グラフがお客に与える価格のイメージとは

上の図表は、商品構成グラフの大まかな類型と、それぞれがお客に与える価格イメージの違いである。単純に、グラフの左側の陳列量が多ければ多いほど、お客はその店舗に安価な商品が多いイメージを持つ。ただし、先に述べたように1品目が多ければ多いほどよいというわけではなく、プライスポイントに多種類の品目を置くことで選んで買う楽しさを提供すべきだ。

下の図表は、品揃えの原則を商品構成グラフに当てはめたものだ。

できる限り、プライスポイントは左側に動かしていくべきで、そのために商品開発を行わなければならない。

また、プライスレンジの右側、高価格帯のものは、戦略的に減らしていくことで、お客が選びやすい店を目指せるだろう。

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