大型提携・新業態・自動化…読者の注目はここでした。

発表!2019年にMD NEXTでよく読まれた記事ベスト10

2019年もいよいよ年の瀬。この1年でよく読まれたMD NEXTの記事10本を紹介しながら2019年のドラッグストア業界を振り返ります。一番読まれた時期は、実は年初に書かれた「あの」記事でした。(2019年1月1日から12月20日までのPV数順のランキングによる)

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では第10位から順に記事をご紹介していきましょう!

第10位 3年間で約1万5,000店も閉店したアメリカ小売業は、日本の未来か!?

3年間で約1万5,000店も閉店したアメリカ小売業は、日本の未来か!?

しょっぱなからなかなか厳しいタイトルの記事ですが、かなりの読者の方にお読みいただきました。小売業の未来はどうなるのか、誰もが気になるところですが、本記事では、

●小商圏DS、ライフスタイルストア業態で店数を増やしている企業の例
●熱烈なファン(固定客)を増やすことで成長している企業の例

を紹介して、明日の小売業のあり方を前向きに提案ました。

第9位 小売業の正月休み増加、10連休など年間休日増加

小売業の正月休み増加、10連休など年間休日増加

2019年は「働き方改革」に注目が集まった年でもありました。本記事では小売業の正月休みが増加しているという現状を紹介するとともに、10連休となったGWにどのような消費の変化が見込めるかを推測しました。

10連休のGWなどの長期休みを適切にオペレーションして、売上を伸ばした小売業もあるようです。

一方、2019年は台風などの災害の影響で、「店を開けない」という判断をした企業も複数登場しました。Twitterでは「#台風だけど出社させた企業」というハッシュタグがトレンド入りするなど、働き方に関する価値観が転換点を迎えていることを感じる年になりました。

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第8位 低経費&絞り込み&激安に割り切った小型業態「トライアルBOX」に注目

低経費&絞り込み&激安に割り切った小型業態「トライアルBOX」に注目

新業態に関する記事は注目度が非常に高く、たくさんの方に読んでいただいています。この記事もその1本です。本記事ではスーパーセンターなどの大型店のイメージが強い「トライアルカンパニー」が最近展開を始めた「トライアルBOX」を紹介。小型のハードディスカウンター(BOXストア)の実験店として、注目を集めています。

2020年もMD NEXTはいろいろなリアル店舗の新業態を紹介していきます。

第7位 PALTACのRDC埼玉が竣工。ロボット適用範囲拡大し生産性を従来比2.3倍に

PALTACのRDC埼玉が竣工。ロボット適用範囲拡大し生産性を従来比2.3倍に

2019年、MD NEXTは取材の裏テーマとして「中間流通業」に注目してきました。

流通業のなかでもどのような役割を担っているのかわかりにくい「中間物流業」。その理解を促すため、繰り返し関連記事をお伝えしています。なかでも最新AI技術を使って自動化を行うPALTACさんの倉庫内のレポートは多くの人に興味を持っていただいたようです。

第6位 トモズ、調剤オペレーション自動化の実証実験を開始

トモズ、調剤オペレーション自動化の実証実験を開始

2019年、MD NEXTが掲げていた裏テーマのもう一つが「作業の自動化」です。2020年以降確実に小売業に訪れる圧倒的人手不足時代。乗り切っていくためには作業の生産性向上が必須の課題です。その中の一つの選択肢として取り上げたのが「自動化」でした。

本記事ではトモズが松戸新田店で行っていた、調剤オペレーション自動化の実証実験を紹介しています。自動化によって「患者と喋る時間が増え、やりがいが増した」という現場の言葉に、自動化の価値が集約されているように思います。

第5位 池澤あやかの卸売業突撃レポ!PALTACのRDC新潟で最新鋭AIロボに萌える

池澤あやかの卸売業突撃レポ!PALTACのRDC新潟で最新鋭AIロボに萌える

こちらも「中間物流業」に注目したPALTACさんのRDC新潟に関するレポートです。タレントの池澤あやかさんにご登場いただき、わかりやすく中間物流業の裏側について解説する本記事は、ほんとうにたくさんの方にお読みいただくことができました。

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第4位 ココカラ、スギ、マツキヨ経営統合で1兆円企業が登場しても寡占化には至らない

[寄稿]ココカラ、スギ、マツキヨ経営統合で1兆円企業が登場しても寡占化には至らない

2019年のDgS業界の話題として最も大きかったのがココカラファインとマツモトキヨシの経営統合の話題です。

本記事ではまだ提携先が正式発表になる前のタイミングで、コンサルタントの郡司昇さんに、その背景などを解説していただきました。本記事では提携の鍵を「専売品」と「物流効率」と読み解いています。

第3位 ジェーン・スーが語るドラッグストア「DgSのヴィレヴァン化に期待」

ジェーン・スーが語るドラッグストア「DgSのヴィレヴァン化に期待」

2019年、MD NEXTに突如として巻き起こった「ストアソング旋風」。ジェーン・スーさんに取材させていただいたこの記事をきっかけに、ストアソング(小売業の店舗で流れている音楽類の総称)の漫画を月刊マーチャンダイジング・MD NEXTに連載していた月刊MD 編集部の店橋が、TBSさんのラジオ番組「アフター6ジャンクション」へ出演の機会をいただくなど、八面六臂の活躍を見せました。

ストソン探偵の漫画は現在最新作を制作中とのこと!刮目して待て!

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第2位 コスモス薬品が2020年5月期から肥沃な「関東平野」で超ドミナント出店開始

コスモス薬品が2020年5月期から肥沃な「関東平野」で超ドミナント出店開始

成長企業の経営戦略はよく読まれる記事の一つ。2019年1月に発表されたコスモス薬品関東進出の報道は、DgS業界にとって一大ニュースでした。コスモス薬品はこの1年東京都の広尾、中野、西葛西、歌舞伎町に店舗をオープン。これらはいずれも都心型の実験店で、大型店は2020年5月に越谷に、6月に茨木に複数店舗オープンする予定になっています。

M&Aをしないで独自成長を続ける同社がこれからどれだけ勢力を拡大するのか。コスモス薬品は2020年もドラッグストア業界を席巻する台風のような存在であり続けそうです。

第1位 2019年、小売・流通業の7つの重点課題

2019年、小売・流通業の7つの重点課題

2019年に最も読まれた記事がこの2019年1月に公開した記事でした。本記事では、2019年の重点経営課題を以下の7点にまとめて提言。最後は「顧客接点は有人化、単純作業は無人化」が進むとまとめています。

2019年の重点経営課題
(1)リアル店舗の価値づくり
(2)ブランディング・商品開発
(3)ESとCSの向上
(4)行動改革と、強い企業文化づくり
(5)生産性革命(省人化・無人化)
(6)スマートストア化
(7)個別化(パーソナライゼーション)

2019年に公開した記事の中では一番掲載期間が長いので、たくさんの方に読まれて当然といえば当然なのですが、読者の皆様がMD NEXTを日々の業務の羅針盤としてお読みいただいているということがよくわかる結果となり、編集部一同少しほっとしております。

MD NEXTはヘルス&ビューティー業界に関わるみなさまに、2020年も「わかりやすい」「面白い」「役に立つ」記事をお届けし続けたいと思います。どうぞご期待ください!

読者のみなさまにお知らせ

MD NEXTは、2020年1月より、新規記事の公開を現状の週3本から週2本に変更いたします。より密度の濃い記事をお届けするよう編集部一同頑張りますのでよろしくお願いします!