コーディネートサイト「WEAR」
ぱっと見た目に気に入ったアイテムを見つけても、ファッション系インターネット通販は試着ができないため、「着用イメージが湧かない」と購入を諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、「この服、どんなふうに着たらステキなんだろう」「せっかく買うならいろいろなシーンで着回したい」が提案できたら、「これ着たい!」につながるかも知れません。
今回「新しい売り方」調査隊!で取り上げるのは、「これ着たい!」が見つかる、買える日本最大級のファッションコーディネートサイト「WEAR」です。
ZOZOTOWNと連携!雑誌をめくるようにファッションを楽しむSNS
「WEAR」は、全部で800万枚以上ものコーディネート画像が掲載されているファッションコーディネートサイト。ユーザーには一般の利用者だけでなく、モデルやタレント、Youtuberなどの有名人も画像を投稿しており、ファッション雑誌をめくるように着こなしテクを閲覧することができるファッションSNSです。
WEARのもう1つの大きな特徴が、IDを連携させることで、気に入ったアイテムを日本最大級のファッション通販サイトZOZOTOWNから購入できる点。「これ着たい!」を確実に「これ買おう!」につなげる仕組みがあります。
「WEAR」を使ってみた
1.好みのコーディネートを検索します。性別・ユーザータイプ・ブランド・カテゴリで絞ったり、ユーザー、アイテム、ブランド、トレンドキーワードから検索することもできます。
2.お気に入りのコーディネートのこのアイテムが欲しい、と思ったら、コーディネート画像の中のカートアイコンをクリックします。
3.アイテム説明画面の右サイドに、ZOZOTOWNや公式ブランドサイトへのリンクボタンが表示されます。
4.リンク先のECサイトで購入手続きをします。
※ZOZOTOWNへのリンクを有効にするには、WEARとZOZOTOWNのIDの連携が必要です。
リアルなショッピングの感覚がそこにある
今回購入したのは、プルオーバーのニット3,132円。WEARでチェックした着こなしではブラックだったのですが、ZOZOTOWNの商品ページに飛んだところ、グリーンの色味が気に入ってこちらを購入。「店頭のマネキンが着ていたのはこの色だったけど、カラー展開を見たらこっちが好みだった」という、リアルなショッピングのような感覚を楽しむことができました(しかもZOZOTOWNではWEARの表示価格よりも11%引きだったのでお得でした!)。
ほかにも、WEARではユーザーの身長が公開されているので、自分と似た背格好のユーザーを検索することで着用イメージが湧いたり、どんな着回しができるか参考にすることができます。ショップの店員さんが商品の服を着ていて、コーディネートをアドバイスしてくれるのと近いものがありますね。
まとめ
ファッションアイテムはリアル店舗で手に取ったり、試着してから購入したいという人は少なくありません。WEARとZOZOTOWNの連携は、「これ着たい!」と「これ買おう!」を見事に融合させて、ファッション系ECサイトのウィークポイントを克服した印象があります。
コーディネートを”見る”だけでなく、自らも”発信”する場を提供する、SNS時代ならではの販売促進アイデアは、アパレル以外の小売業にも大いに参考になるのではないでしょうか。
…ちなみに、届いたニットを着用してのコーディネート投稿は、勇気が出たらチャレンジしてみたいと思います。