「密集」のリスクを避けることが店舗の喫緊の課題に
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小売業の店舗ではいかに「密」の状態をつくらずお客に買い物をしていただくかが大きな課題となっています。
そんな中、広がりつつあるのが「抽選販売」です。
「カインズ」オンラインショップでは、マスクや消毒用アルコール、アルコール除菌スプレーなど、品薄商品を抽選販売に切り替え、店頭にお客が殺到しない工夫をしています。
抽選販売ページへは、カインズオンラインショップのトップページからアクセスすることができます。
1.抽選を申し込みたい商品を選ぶ。
抽選は定期的に行われています。日中勤めている人でも応募しやすいよう、受付時間は9:00~23:59と幅を持たせてあります。
2.申込み要領に同意したら、カインズ会員番号とメールアドレスを入力します。
3.エントリー完了。当選者には後日、当選案内がメールで届きます。
4.残念ながら当選メールは届かず、抽選には外れてしまいました。当選した場合には、商品をカートに追加し、通常どおり支払いを済ませます。
スマホアプリによる店舗滞在時間を短くする工夫も
カインズではほかにも、スマホアプリを使うことで店舗滞在時間を短くする工夫をしています。
その1つが、店内の商品陳列位置の確認機能。スマホアプリでよく行く店舗をマイストアに登録し、購入したい商品を検索すると、その店舗のどこに商品が陳列されているか、在庫数とともに表示されます。
また、店頭で購入したい商品を取り置きできる在庫取り置き機能も。アプリからピックアップする日時を指定して、店舗で商品を受け取り支払いをします。
このように、店舗滞在時間を短くすることで「密集」の状態を避け、ウイルス感染のリスクを減らしています。
抽選販売は「新しい生活様式」の中で定着していくか
抽選販売や店頭取り置き機能は今後、新型コロナウイルス感染拡大を予防するための「新しい生活様式」とともに、ますます広がりを見せていくでしょう。
こうした売り方は、便利・効率的・公平性などを備えています。
新型コロナと共存していかなければならない現在においてはもちろん、収束後も採用され、定着していく可能性が十分にあるといえます。