利用者の8割が「オプション」を利用。プレゼントにさらなる付加価値を
今や、ECサイトやギフトサイトなどでプレゼントを購入・発送することは「当たり前」になってきています。ですが、EC経由でプレゼントを贈る際、贈る側も受け取る側も、どこか物足りなさを感じたことはないでしょうか。
贈る人:「プレゼントだからそれなりの包装をして欲しい」「メッセージを一緒に送りたい」「プレゼントと一緒にサプライズを贈りたい」
受け取る人:「いつもの通販の箱で届いた」「納品書が入ってた…」
…といった具合に。
今回「新しい売り方」調査隊!で取り上げる「TANP」は、利用者の8割がプレゼント購入時に「オプション」を追加するといいます。オプションの内容は、デコレーション、メッセージ、バルーンや花束などバリエーションに富んでいて、贈る人・受け取る人の性別、年齢、シチュエーションに合わせて選ぶことができます。
「ギフトを最高の体験に」を掲げるTANPの、ユーザー体験を向上させる付加価値を体験してみました。
王道の「メッセージ」からサプライズな「バルーン」まで
1.プレゼントを選び、「カートに入れる」ボタンをクリックします。
2.購入手続き画面から、購入者情報やお届け先情報などを入力します。
3.オプションを選びます。
今回購入したのはケーキにメッセージが書けるタイプのオプションなので、メッセージ入力画面にメッセージを書き入れます。備考欄には、「♡」の部分を赤に塗りつぶしてもらうよう書き入れました。
オプションが選べる商品の場合には、オプション選択画面でラッピングの有無やメッセージ、花束などを任意で選ぶことができます。
4.支払い手続きをして注文完了です。
今回ギフトに購入したケーキは、メッセージ代込みで3,420円。冷凍配送のため、送料が1,123円上乗せとなります。オプション込み商品代金としては妥当といったところ。備考欄に記入したメッセージの「♡」の部分も、ちゃんと希望通りに赤になっていました。
ちなみに、原則として熨斗の対応は行っていないとのことですが、商品によっては対応可能とのことだったので、熨斗が可能かどうか備考欄に書き入れてみました。すると、発注後すぐに対応可能とメールで返信が。簡易な熨斗でしたが、対応はとても丁寧でした。
ただひとつ欲を言えば、どのプレゼントにどんなオプションが付けられるかが「カートに入れる」ボタンを押す前に知ることができたら、プレゼント選びにも幅が出そうだと感じました。
まとめ
ECを経由しての贈り物は「手渡し」ではないので、相手の表情を見て気持ちを伝えることができません。だからこそ、気持ちを添えるオプションの果たす役割は大きいのではないでしょうか。そうした「ほんの気持ち」を感じられる生身な体験を取り入れることが、EC利用者の満足度につながるのではないかと感じた売り方調査隊でした。