マーチャンダイジング（MD）活動の成否の70%は店内作業の徹底力で決まる。作業を科学し、作業種類を減らし、作業を単純化し、作業マニュアルを作成し、OJTによって店内作業の徹底力を高めることは、小売業のもっとも重要な競争戦略のひとつである。

店内作業の徹底力が高い状態のことを「完全作業」という。反対語は「不完全作業」。
小売業は、チラシ掲載商品の陳列作業が遅れるなどの不完全作業によって、膨大な機会損失、売り逃がしを発生させている。完全作業力の向上は、もっとも基本的な売上対策である。