月刊マーチャンダイジングが発刊から25周年を迎えるというこの素晴らしい節目に、心からお祝い申し上げます。誠におめでとうございます。
長い年月をかけて培われた月刊マーチャンダイジングの功績と成長は、業界内外に大きな影響を与えてきました。ドラッグストアの商業誌として、日本の小売業界に貴重な情報と知識を提供し続けてきたことに、深い敬意と感謝の念を抱いています。
月刊マーチャンダイジングは、一貫して優れた記事と独自の視点を通じて、小売業界のトレンドや動向を追い求めてきました。その情報は、数多くの経営者や関係者にとって、ビジネスの成功や成長に不可欠な存在となっています。読者の立場に立ちながら、細やかな分析と的確な指摘を織り交ぜた記事は、常に読者の期待を超える価値を提供し続けて頂いています。
25年と言う年月は小売業が大きく成長した時代であり当ウエルシアに於いては1998年(25年前)に店舗数が40店舗で売上高は127億円でありました。25年で実に売上では100倍になった事になります。
更に情報の進化はめざましく、パソコンや携帯電話の進化が情報競争も激化させる事となりました。
販売促進で主流となった「ポイント販促」についても、リライト方式からデジタル化に大きく変化し、それは小売業に於いて軽視出来ない状況となっております。当社では月刊マーチャンダイジングの年間購読者を募集して、自主的に学ぶツールとして多くの社員が活用しております。
ほぼ時を同じくして誕生したのは、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)であります。JACDSが設立されたのは1999年6月で、2024年に25周年を迎えます。設立翌年の1997年の実態調査では、ドラッグストアを運営する企業数は579社で11,787店舗でした。
それが、昨年度の調査では381社22,084店舗と、企業数は198社減少し、一方、店舗数は10,297店増加しました。2009年の薬事法改正で医薬品登録販売者が誕生した事がドラッグストアの発展に大きく寄与しました。
JACDSの設立は宗像守氏、根津孝一氏、松本南海男氏、明神正雄氏、小田兵馬氏たち皆様の想いと情熱により設立にこぎつけたと聞きました。JACDSの設立に関わり、代表幹事の明神正雄氏は次のように挨拶されました
「ドラッグストアのここ2~3年の急成長は目覚ましいものがある。年率30%以上の売上の伸びを示している企業も数多く存在しているがそれが真に地に足のついた成長小売業であるかは疑問視される部分もある。規制が緩和されればさらに多くの業態が業界に参入すると思われる。そこで近い将来やってくる真の競争を勝ち抜くために、ドラッグストアを大きな産業にすべく発足させた。これからのドラッグストアは事業と医療の2足のわらじを履き、日本の生活者に貢献できるような産業にしていく必要がある。」(著書 山本武道 「ドラッグストア真化論」評言社より転載しました)
この様な大きな変化の中で企業とのパートナーシップを築き、さまざまなイベントや研修を通じて、業界全体の発展に寄与していることも忘れてはなりません。ご協力いただいた企業や専門家の方々との連携によって、ドラッグストア業界の未来に対する洞察力を高め、革新的なアイデアや最新の販売戦略を共有することで月刊マーチャンダイジングは常に時代の先端を走り続け、情報のリーダーとしての地位を確立してこられました。
これからも、月刊マーチャンダイジングは常に時代のニーズに対応し、読者の期待に応えるために進化し続けることでしょう。新たな技術やトレンドを取り入れながら、小売業界の未来を見据えた情報を提供し続けることは、ますます重要な役割となっています。
今後も、月刊マーチャンダイジング誌が情報のリーダーとして、小売業界の発展と繁栄に貢献し続けることを期待しています。さらなる飛躍と成功を祈りつつ、心からのお祝いと感謝の気持ちをお伝えします。
25周年おめでとうございます!これからも素晴らしい成果といっそうの活躍を期待しています。
改めて日野社長様に心からの祝福を込めて「おめでとうございます!」