自分のスマホで商品バーコードをスキャン「IKEA Scan & Pay」
小売でも進むDX。決済系のデジタルツールとして、セルフレジやスマートショッピングカート、スキャン&ゴーなどを導入する店舗が増えてきました。
そんな中、2022年3月にはIKEAで「Scan & Pay」がスタート。消費者自身のスマホにダウンロードしたIKEAアプリから商品バーコードを読み取り、セルフレジで会計する仕組みは、長い列に並ぶ必要がなくスムーズな買い物を実現しています。
IKEAのスマホアプリで商品バーコードの読み取りから支払いまで
1.IKEAアプリを起動し、プロファイル画面で「店舗で商品をスキャンする」 にチェックを入れて、買い物する店舗を選びます。
2.プロファイル画面の「セルフスキャン」をタップしてスキャン画面を開き、購入したい商品のバーコードをスキャンします。
3.すべての商品のスキャンが終わったら、 支払い手続きをします。Scan & Pay専用レジ(セルフ)か一般用のセルフレジが利用可能です。
4.画面の「支払い手続きへ進む」をタップして、QRコードを表示します。
5.レジのバーコードでQRコードを読み取り、画面表示された点数と金額が正しいかを確認して支払いをします。
優先レジではキャッシュレス決済のみ利用可能です。現金は使えません。クレジットカードだけでなく、LINE PayやPayPayなどのQRコード決済や、Waonやnanacoなどの電子マネー、交通系電子マネーなどが使えます。
手間が少なく並ぶ必要がない。消費者にとってのメリットが多いScan & Pay
Scan & PayはIKEAアプリに搭載されているので、別に専用アプリをインストールする手間がありません。IKEA Family会員はあらかじめアプリにログインしておくことで、商品をスキャンすれば自動的に会員割引きが反映されます。
何より、レジ待ちの列が長くなりがちなIKEAで、ほぼ待たずに会計ができるのは消費者にとって大きなメリットに感じられるでしょう。
IKEAアプリはほかに会員証の役割を果たすだけでなく、配送か店舗受取かを選べるECの機能や、店舗の在庫確認などさまざまな使い方が可能です。ここに、アプリ上で決済できる機能が追加されると、Scan & Payの有用性がより高くなりそうだと感じました。