通販サイト上でバッグのサイズ感が確認できる「unisize」
通販では「手に取る」「試着する」ことができないため、衣類やファッション小物のカテゴリはどうしても不利になります。
そうした課題を払拭すべく、バーチャル試着で洋服のフィット感を試したり、ZOZOMATのように3D計測で靴のサイズ選びをしたり、通販の弱点を補うためのさまざまな技術が登場しました。
サイズレコメンドエンジン「unisize(ユニサイズ)」を展開する株式会社メイキップでは、これまで洋服を中心にサイトレコメンドサービスを提供。この技術をいかし、これまで要望の多かったバッグのサイズレコメンドを、2021年6月から開始しました。
ユーザーの身長をもとに、ECショップ上でバッグを身につけたときのイメージ画像を確認したり、バッグの大きさから推定し、PCとかついてるじゃないですか。やスマホ、ペットボトルなど、どんなアイテムがどれだけ入るかを表示する「unisize」のバッグのサイズレコメンド。
いち早くこの技術を取り入れたファッション通販サイト「ELLE SHOP」の導入例を紹介します。
ユーザーの身長をもとにバッグのサイズ感を確認
※以下はファッション通販サイト「ELLE SHOP」の事例です。
1.バッグカテゴリーで気になるバッグの商品詳細ページを表示し、「バッグに入るモノを全て見る」をクリックします。
2.unisize独自のアルゴリズムから算出された「バッグに入る内容物」が表示されます。
3.内容物が表示されている画面の右上、「容量」タブを「身長」タブに切り替えると、ユーザーの身長からバッグのサイズ感を知ることができます。
4.身長の数値を変更すると、それに合ったサイズ感が表示されます。
独自のアルゴリズムでバッグの内容量まで正確に表示
バッグは常日頃から使うアイテムなので、購入後の「思ったより小さかった・大きかった」を極力防ぎたいというのがユーザーの思いです。
通販では商品画像と寸法という最小限の情報しか得られず、実際にバッグを身につけたときのサイズ感や、どんなアイテムがどれだけ入るか、具体的に確かめる方法がありませんでした。
unisizeでは、バッグの寸法と形状から内容量を算出するための独自のアルゴリズムが組み込まれています。このため、内容物がはみ出してしまうアイテムを表示することはありません。
バッグは身につけたときのサイズ感はもちろん、「何がどれだけ入るか」が購入を判断する大きなポイントです。アイテムの特性にあわせて、内容量も表示してくれるunisizeのサイズレコメンドサービス。
次は、どんな「通販の弱点を埋めていく」サービスが登場するのか、引き続きチェックしていきたいとおもいます。