自社開発の電子台帳を使って接客履歴を記録
店舗はJR総武線市川駅前に立地している。市川駅から東京駅まではJR総武線快速で20分。商圏内には東京へ通勤・通学する人も多い。
入り口は歩道に面した場所と駅ビルに面した場所の2ヵ所あり、後者からの入店客が約7割を占める。駅直結という立地特性から入り口付近には飲料や菓子、朝食として簡単に食べられる食品などを品揃え、コンビニや駅売店的なニーズに応えている。
matsukiyo LAB業態では、「HEALTH CARE Lounge」(処方せん受け付け、ヘルスチェック)」、「SUPPLEMENT Bar」(サプリメント、健康カウンセリング)、「BEAUTYCARE Studio」(化粧品カウンセリング)、この3つの機能を持つことが条件となっている。
市川駅南口店は地上1階、地下1階の2層で、売場面積は地下1階、1階合わせて約260坪。駅前立地が多いmatsukiyo LABでは2018年11月にオープンした妙典駅前店と並んで最大レベルである(妙典駅前店は1層)。この広さを生かしてHBC(ヘルス&ビューティケア)の深い品揃えと同時に、地下では食品、日用品を幅広く揃えている。
化粧品売場は壁面に制度化粧品を陳列し、中面にはセルフ商品を展開。コロナ禍でニーズが高まる目元メイクはとくに品揃えを強化している。若年層のニーズに応えるために、バラエティストアなどで扱うブランド「excel(エクセル)」、人気韓国コスメ「espoir(エスポア)」や、「マジョリカマジョルカ」「キャンメイク」「セザンヌ」など特徴ある商品、ブランドを取り揃えている。
ビューティコンサルタント(BC)はすべて自社スタッフ。matsukiyo LABでは電子台帳を採用しており、メーカー、ブランド問わず接客、サンプリングの履歴は保存され、次回のカウンセリングに生かされる。また、管理栄養士が使う電子台帳の記録と化粧品の記録は相互に閲覧可能で、管理栄養士が肌悩みに合ったサプリを紹介することもある。
カウンセリングカウンターには肌チェック機を設置、肌の状況を定期的に見ることで必要なケアや商品の案内ができ、継続来店を促進できる。
日配、冷凍食品、酒類は郊外型以上、豊富な品揃え
地下にはヘアケア、ボディケアなどのトイレタリーを含む日用雑貨と食品売場を配置している。階段を下りて最初の壁面は男性化粧品売場。3尺8本の棚があり…。