月刊マーチャンダイジング25周年本当におめでとうございます。主幹である日野先生とは同郷でしかも同い年ということもあり、当初より親近感を持っていましたが、今ではドラッグストアの成長を牽引する指導者として心より尊敬する存在へとなっています。
月刊マーチャンダイジング発刊当初は、ドラッグストアを含めた業界紙もいくつかありましたが、その多くが出店動向や業界の法律変更、企業の大きな経営戦略のみの内容でしたが、月刊マーチャンダイジングだけは早くから個々の企業が発展するための現場の情報、指標となる経営数値、最新の売場のトレンド情報を掲載されていました。
現場主義と数値管理の必要性を大事にする日野先生が、業界の情報を伝えるだけでなく、どうすれば個々の企業が成長できるかを考え、その情報提供を具体的に行ってくださった事が、私どもの企業だけでなく、今日のドラッグストアの成長と、牽いては地域のお客様の顧客満足に大きな影響を与えたことはいうまでもありません。
さらに国内の業界動向だけでなく、海外のドラッグストア、他業態の最新トレンドの視察も行い、国内の業界発展に大いに貢献しただけでなく、更に取引先だけでなく同業者間の交流まで発展し、それが将来のM&Aに大いに影響を与えたことはいうまでもありません。
結果、海外で数々の日本の優秀な同業者の方々とご一緒することが自分だけでなく同行した人達の成長とってもどれほどプラスになったか計り知れないものがあります。
加えて、具体的な経営情報だけでなく、日野先生ならではの小売業としてのドラッグストアの理念というものをあわせて示唆いただきご指導いただけたと思っています。
何のために経営するのかという会社にとって一番大事な骨格となる部分をご教示いただいたことは経営者にとっては最も勉強になった事は勿論、感謝に尽きません。
今後ともドラッグストアの発展とともに、また次代のドラッグストア経営者の成長のために、さらなるご活躍と、混迷した時代を乗り切るための羅針盤としての月刊マーチャンダイジングの役割をさらに進化されることを心より願っています。