スーパーサンシ・ダラージェネラル・ビッグ・エー

営業時間内、集客だけのビジネスでは勝てない!月刊MD 2021年8月号見どころ紹介

皆さんこんにちは、月刊マーチャンダイジング編集長の野間口です。 東京オリンピック2020、開会式直前のゴタゴタ、バッハの話は校長先生の話(長い!)色々ありましたが、蓋を開ければ日本選手は大活躍、勝っても負けてもカラダを張って競技に人生を捧げているアスリートの偉大さに感動する日々です。私も仕事に人生を捧げるぞ!金メダルは読者の支持だ!月刊MDを読んでください!皆さんは私のバッハだ!よく分からなくなったので8月号の紹介に移ります。

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特集①スーパーサンシ

日本は人口減少で地方は人がどんどん減っています。都市部もオーバーストアでひとつの地域を複数の店舗が取り合う時代が来ています。ドラッグストアに関していえば、日本の人口を総店舗数で割ると7,000人強という小商圏化が進行中です。

こうした状況の中、宅配(ラストワンマイル)によって商圏の深掘りができないか。ネットスーパーで成功している、三重県鈴鹿市に本社を置くローカルチェーン「スーパーサンシ」の事例を通して考えます。

店舗、固定客という資産をベースに、宅配利用会員を開拓して商圏を広げ、深掘りする。取材対応の高倉氏はネットスーパーの商圏を「制空権」と表現し、一度制空権を押さえれば崩されない「先手総取り論」を具体的に語ってくれました。

小商圏を勝ち抜くには、営業時間内、集客という既存モデルにプラスαが必要なことが実感できます。

バックヤードに設けられた宅配用のピッキングスペース(宅配デポ)
スーパーサンシの自前宅配トラック

特集②ダラージェネラル

アメリカのディスカウントストア(DS)、ダラージェネラルをリポート。全米に1万7,000店以上を出店し、世帯数1,500未満でも成立する小商圏深掘りのモデル企業です。

田舎(ルーラル)で他社が出ても採算が取れないエリアが総取りできます。収益性も高く全商品の75%が5ドル(550円)以下というDSながら営業利益はなんと10.5%。新業態なども紹介しています。

ダラージェネラルの新業態「pop shelf」(やや高級路線)

特集③パレッテとビッグエー

イオンの新DS業態「パレッテ」と「ビッグエー」を、三浦美浩氏が店舗クリニック(訪問リポート)。DSの商圏の攻め方、ローコストオペレーションを詳細にリポートします。

トップインタビューには、ツルハの八幡政浩社長が登場。宅配への取り組み、デジタルシフトなどの戦略を語ってくださいました。新店も紹介しています。

その他有意義な情報満載。オリンピック観戦で頭を休めたら月刊MDで業界の動向を勉強しましょう!

ウォルトを使った宅配サービスを告知するポスター