1兆円企業誕生、競争熾烈になる九州エリア 月刊MD 2022年10月号の見どころ紹介

2022年10月号の特集は『DgS白書2022』、新業態リポートは『新生堂薬局 地下鉄筑紫口改札前店』、第2特集は『男の美意識が変わったまこそがチャンス!「男性化粧品売場改造計画」』です。

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月刊マーチャンダイジング2022年10月号、特集は恒例のドラッグストア白書です。上場企業を中心にドラッグストアと調剤薬局の財務分析をしています。

特集①ドラッグストア白書2022

売上高ではウエルシアホールディングス(HD)がついに1兆円を突破。

図表1はドラッグストアの上場企業の売上高ですが(月刊MD2022年10月号より)、スギHDより上の6,000億円以上の6企業、ウエルシアHDを除く5企業も5〜6年以内には1兆円突破の見込み、あるいはそれを目指すとしています。ドラッグストアの上位グループの売上は1兆円時代を迎えつつあります。

[図表1]ドラッグストア上場企業2022年売上高

図表2はドラッグストアの売上総利益率(粗利益率)と販管費率をバーの長さで表現したものです(月刊MD2022年10月号より)。

売上総利益率―販管費率=営業利益率ですが、営業利益率が最も高いのがマツキヨココカラ&カンパニーで粗利益率32.9%とこちらも業界トップ、販管費率27.2%こちらも業界最高値、経費を掛けて利益を取りに行くという儲けパターンです。

次に営業利益率が高いのはサンドラッグですが、こちらの粗利益率は24.1%業界8位、販管費率は18.9%低い順に数えて業界3位。粗利も低めだけど、コストを抑えることで利益を残すパターン。各社の儲けのパターンが分かります。

[図表2]ドラッグストア売上総利益率と販管費率

その他、部門別の売上高、売上構成比、商品回転率、交差比率、出退店数など広く、深く業界の財務状況を分析しています。

ちなみに上場ドラッグストアで商品回転率が最も高いのは食品の売上構成比が57.9%のコスモス薬品で9.5回転(年)、365日をこの回転率で割ると同社の平均在庫期間は約56日。

商品回転率の一番低いの調剤・医薬品・化粧品3部門合計の売上構成比が68.4%のマツキヨココカラ&カンパニーで4.4回転(年)平均在庫期間は約83日。

ドラッグストアと一口にいってもこれだけビジネスモデルが違うんですね。

月刊マーチャンダイジングのドラッグストア白書を読めば、業界の数字に強くなること間違いなし!!

特集②男性化粧品売場改造計画

特別企画では男性化粧品の売場改造を提案。
若年男性の肌意識、中高年のシワ、シミ対策意識もアップ。両方から攻め時のカテゴリーです。一般的には女性用として販売しているスキンケア商品を使う男子も急増中です。こちらも読み応えありです!

夏の疲れが出るシーズン、休日や空いた時間はカラダをゆっくり休めながら、月刊マーチャンダイジングでドラッグストア、小売業の情報をゲットしてください。

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