流通用語集

粗利益高あらりえきだか

商品販売で稼ぐ第一段階の利益。
「売上-売上原価(=仕入原価)」で求められる。
[粗利益÷売上×100]で求められる数値を粗利益率という。

また、商品ロスがまったくない場合の売買差益のことを「値入高」という。
値入高=売価−仕入原価
値入率=(値入高÷売価)×100

値入高は「ロス前」の数値なのに対して、粗利益高は「ロス後」の数値である。
粗利益高を出すための基礎数値である売上原価は、「売上原価=期首原価棚卸高+期中原価仕入高-期末原価棚卸高」で計算する。つまり、「実地棚卸し」をしたロス後の在庫額によって粗利益高は計算する。したがって、正確な粗利益高を出すためには、正確な実地棚卸し作業が不可欠になる。

関連
参照
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