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製造業の流通政策の「川下」として組織化された小売業のグループのこと。
戦後、小売業の資本が零細だった時代は、製造業が主導し、小売業を系列化するカタチのチェーン展開が進んだ。たとえば、松下電器(現パナソニック)、資生堂、大正製薬の系列店政策が有名。
業種店はメーカーや産地の系列店なので、「商品名」や「品種名」が店の主語にくることが多い。薬店(やくてん)、鮮魚店、化粧品店、青果店、家具店、電器店などは業種店である。