流通用語集

業態(店)ぎょうたい(てん)

英語では、Type Of Operation For Selling。
つまり、「売り方」の違いが業態の違いであり、取扱い商品の違いで業態が異なるわけではない。極端なことをいえば、取扱い商品が同じであっても「売り方」「オペレーション(作業方法)」が異なると、違う業態として分類される。

業態化への挑戦の根幹は、業種店のような「つくる立場、売る立場」から、「買う立場、使う立場」へ変革することである。たとえば、業種店のように取扱い商品が主語にくるのではなくて、TPOS(時・場所・目的・スタイル)や買物(購買頻度や使用頻度)の共通する商品を、生産体系を超えて幅広くアソートメント(品揃え)することに特徴がある。

ドラッグストアも、薬店のままでは業種店だったが、HBC(ヘルス&ビューティケア)という生活概念による業態化を進めたことで、薬、化粧品以外の幅広い品揃えが可能になった。ドラッグストアの開発は、薬店の業態化への挑戦でもあった。

関連
参照
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