流通用語集

人の生産性ひとのせいさんせい

競争が少ない時代は、出店すれば一定の付加価値(売上、粗利)を確保できたので、人の生産性向上のためには、下図表の分母のコスト(人時数、人件費)を下げることが優先された。今後は、コスト低減と付加価値の向上にバランスよく取り組む必要がある。

人手をかけても付加価値(売上、粗利)を高めれば人の生産性は高まる。コスト(人件費)を減らしても、ES(従業員満足)が低下し、「魚の腐ったような目」をした従業員が働く店舗は、CS(顧客満足)が低下し、付加価値(売上)が低下し、さらにコストを下げるという悪循環に陥りやすい(悪魔のサイクル)。

その企業で働くことに誇りを持つ従業員を増やし、付加価値を高めて人の生産性を高める。すなわちESの向上がCSにつながり、さらに人の生産性向上にもつながるのである。

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参照
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