新しい商品カテゴリや特定の品種(=ライン)を自店で取り扱うことで、競合店や他の業態から売上とシェアを奪うこと(=ロビング)をいう。
単に品種を増やして店を総合化するのではなく、需要が高く価値の見込める品種に対し、低価格またはラインナップの充実などの何かしらの付加価値を付けて販売することで、競合店との差別化や売上を伸ばすことが目的となる。
近年、オーバーストアやネットショップの成長によって狭小商圏化が加速しているが、その基本対策として、ショッパー(買い物客)1人帯あたりの買上金額を増やすことが求められている。そのためには、まず来店客の買物目的を増やすことが重要で、その手段として有効なのがラインロビングなのである。
どの品種をラインロビングするかは各店の腕の見せどころであり、有益となる品種をラインロビングできれば、狭小商圏化が進んでも競合に負けない強い店を作っていくことができる。
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