部門、もしくは売場ごとに営業利益高を把握して行うマネジメントのことをいう。
したがって部門別に売上、粗利益高、在庫高、経費高を把握し、営業利益高まで出していくことになる。売上と粗利を把握するまでと考えているケースが多いが、営業利益高まで出すことが本来の部門別管理といえる。小売業のマネジメント手法の中で非常に重要な技術である。
競争が高度化していくと、最終的には競争は売上よりも最後に残る利益をどう最大化するかが争点となる。マネジメントの評価基準は売上から利益の方に移っていく。その売場の商品がいくら大量に売れていても、いくら粗利益高を稼いでいたとしても、もしかしたら、その売場が赤字かもしれないということは、部門別管理をやらないかぎり永遠にわからない。
マネジメントの精度を上げるためには部門別管理は必須といえる。