流通用語集

購買行動こうばいこうどう

ショッパー(買物客)が購入する商品やサービスを決定する際の、商品認知から購買までの一連のプロセスのことである。

店が不足していた時代の小売業の最大の成長戦略は、店舗開発と出店だった。しかし、オーバーストア、人口が増えない成熟市場に突入した日本では、店を営業しているだけでは売上は間違いなく減少する。これからの時代は、小売業としてのマーケティング力の強化が非常に重要な経営課題である。

小売業のマーケティングとは、商圏内のショッパーのことを知り、ショッパーが求めるものと、売場のギャップを埋めて、失われている売上を取り戻すこと。小売業のマーケティングの第一歩は、店に来店したショッパーの購買行動を調査することである。

購買行動調査とは
(1)客動線調査
(2)視線調査
(3)立ち寄り率調査
(4)購買率調査
(5)滞店時間調査
などがある。
大切なことは、ショッパーの購買行動を「定量化」し、定量分析によって、売場レイアウトや商品構成などの改善につなげることである。

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参照
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