流通用語集

期間併買きかんへいばい

「併買リフト値」ともいう。
一定期間で、ある特定カテゴリー(または商品)の購入者が、一般の購入者と比較してよく購入するカテゴリー(または商品)の組合せのこと。

特定カテゴリー(または商品)の購入者の悩みや興味、関心のあるカテゴリーを把握し、顧客プロファイリングなどに利用するデータ。一定期間に、特定カテゴリー(ブランド、単品)Aを購入した人の対象カテゴリー(ブランド、単品)Bの買上率(併買率)を、全顧客の対象カテゴリーBの買上率と比較した倍率(リフト値)。特定カテゴリーと対象カテゴリーの関連の強さを示す。

買上点数の多い食品スーパーでは、1回の買物でバスケット(買物カゴ)の中に同時に入れられる商品を分析する「同時購買」分析(バスケット分析)が多いが、買上点数の少ない業態では、この期間併買(併買リフト値)の分析を行った方が、併買率の高いカテゴリー(または商品)の組合せを発見しやすい。

たとえば、鼻炎用薬購入者のアレルギー目薬の買上率が15.9%、全顧客のアレルギー目薬の買上率が3.7%のとき、リフト値は次のように計算される。
15.9%÷3.7%≒4.3(倍)
これにより、鼻炎用薬購入者は、アレルギー目薬を一般の顧客がふつうに購入するよりも「4.3倍」多く購入することがわかる。

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参照
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