流通用語集

リテイルテインメントRetail+Entertainment

小売を意味する英語、Retailと娯楽を意味するEntertainmentを合体させた造語で、小売ならではのエンターテインメントという意味。

消費者がリアル店舗に来店するニーズは、かつては、次の3要素といわれてきた。
(1)コンビニエンス性
(2)ディスカウント性
(3)スペシャルティー性

かつては、商品があること、近くに店があること、それがいかに安く買えて、さまざまな商品が豊富に品揃えされているかが、リアル店舗の最大の価値だった。しかし、「便利性」や「安さ」「専門性」だけでは、ネット販売の優位性が高いケースも増えている。

インターネット通販の発達により、商品があって、安いだけではリアル店舗の集客力は低下する。その理由は、ネット販売が一般化するに伴って、「リアル店舗」の役割が大きく変化しているからである。

たとえば、「2Lの水」のような重たい商品をわざわざリアル店舗に行って買うことは、消費者にとっては苦痛である。自宅まで届けてくれて、ケースで買えば1本当りの単価は、リアル店舗よりも安いネット通販の利用率が増えていくことは当然である。しかも、あまり売れない商品まで在庫するという「専門的な品揃え」に関して、「ロングテール」が武器のネット通販に、リアル店舗は絶対に勝てない。

したがって、最近は前述の3要素に加えて、「エンターテインメント性」がリアル店舗の4番目のニーズとして重要になっている。これは、売場の楽しさ、ワクワク感、おもてなしのよさというリアル店舗だけが提供できる価値が含まれる。

これからは、商品があって安いだけでは、リアル店舗は集客できない。楽しくなければ売場ではないのである。

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参照
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