流通用語集

用語の統一ようごのとういつ

企業組織にとって「用語の統一」「数値のモノサシの統一」は、組織能力強化のためのもっとも優先順位の高い対策である。組織能力強化の第一歩が「コミュニケーション力」の強化だからである。

組織、つまりチームプレーで仕事をする以上、指示・命令、報・連・相は、すべて「言葉」を介して行われる。用語の統一がされていない組織は、英語とフランス語と日本語とロシア語で会話しているようなもので、指示がうまく伝わらず、伝言ゲームの最後では、最初の指示とはまったく異なる業務を遂行していることがほとんどである。

また、「数値のモノサシの統一」がされていない組織は、「売れています」「儲かっています」「人手が足りません」という曖昧な会話に終始することになる。目指すべき数値の基準を組織に属する全員が共有化してはじめて、具体的な「目標」と「行動」を実行することができる。「言葉の統一」は、古今東西を問わず、強い組織をつくるための企業経営の原理原則である。

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参照
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