人の生産性を表す指標のひとつ。
「月売上高÷月総人時数」で計算する。目標数値は2万円強といわれる。
スーパーマーケットのような商品回転率の高い業態では、人時売上高を月単位でコントロールすることが店長の重要な職務になっている。コントロールの原則は「毎月一定に保つこと」である。
売上の多い月は投入人時が多くてもかまわないが、売上が少ない月は投入人時を少なくしなければならない。人件費を変動費化することは、チェーンストアオペレーションの技術の根幹である。そのためには「人に作業をつける」のではなく、「作業種類に人をつける」ことが重要である。
つまり作業のマニュアル化を進めることで、だれでも同一の作業ができるように教育訓練をすることが、チェーンストアの作業問題の基本対策である。