流通用語集

絞り込みしぼりこみ

小売業の売場スペースは無限ではないので、小売業は販売データや消費者の購買行動に基づいて、常に商品の絞り込みを行わなければならない。こうした商品構成(棚割の状態)を維持するための管理手法を「1入れ1出し」という。

商品の絞り込みの根拠としては、「ABC分析」などの手法で、販売数量の少ない「死に筋」をカットすることが一般的である。ただし、販売数量が少なくても、その商品をカットすると、そのカテゴリーの用途・機能が欠落するアイテムはカットしてはならない。そのためにも、「商品分類」の設計図は明確でなければならない。

一般的には用途・機能を残して、アイテム(品目)を絞ることが、絞り込みの一般的な手順である。その方法を「ワイドアソートメント」という。また、特定の固定客が継続購入しているリピート率の高い商品は、販売数量が少ない死に筋であってもカットしてはならない。ID-POSで得られるリピート率も絞り込みの根拠になる。

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参照
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