顧客の店に対する信頼度のこと。
ストアロイヤルティーが高い店には近隣の顧客が繰り返し来店する。安売りチラシなどで広域から顧客を呼び、1年に1回しか来ない客数が多い店よりも、近隣から繰り返し利用する顧客が多い店の方がストアロイヤルティーが高いといえる。
ストアロイヤルティーは総合的な対策から生まれる。売場づくり、値段の安さ、接客も大事だが、もっとも大切なのは初歩的なことで、店頭欠品が少ないことである。星の数ほど店がある中でその店を選んで来店してくるのに欠品していると、ストアロイヤルティーを失う原因になる。
ID-POSデータを活用したCRMもストアロイヤルティーを高めるための戦略である。大切なことは、その店に来てくれる顧客を増やすことである。商品のロイヤルティーよりも、店のロイヤルティーを上げることが小売業にとっては重要である。