流通用語集

企業文化きぎょうぶんか

企業が長年の間をかけてつくりあげた独特の「思想」「価値観」「行動原理」などのこと。

組織としての最大の差別化戦略・競争戦略は、強固な企業文化づくりである。組織開発は、企業文化づくりに始まり、企業文化づくりに終わるともいわれる。
企業文化の強い企業の社員は、知らないうちに金太郎飴化している。「あの会社の社員はみな行動様式が似ている」という社外の評価があるのは、強い企業文化を持つ組織の人間は自然と雰囲気・考え方・行動が似てくるからである。

企業文化は明文化すべきであり、時代が変わっても通用する普遍的な価値観や哲学であるべきである。その普遍的な考え方を組織の全員が共有し、困ったときにはその原則に戻れるような普遍的な言葉がふさわしい。

下の図表は、世界最大の小売企業であるウォルマートの創業者、故サム・ウォルトン氏がつくった10の規則「サムズルール」である。わかりやすい言葉でウォルマートの企業文化が表現されている。

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参照
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