流通用語集

自動補充(発注)システムじどうほじゅう(はっちゅう)しすてむ

過去の販売数量や「リードタイム(発注からの調達期間)」などのデータに基づいて、SKUごとの発注数量の起案をコンピュータが行う仕組み。品目ごとの発注点になると、自動的に必要量をコンピュータが発注する。

自動補充(発注)を成功させるためのポイントは、3つある。
(1)理論在庫と実在庫の誤差を少なくするために、「循環棚卸し」のようなシステムを持つこと。
万引きでゼロ欠品した商品は、いつまでたっても発注勧告が出ない。よって、理論在庫と実在庫の誤差を最小化することが、自動補充システム導入の第一歩である。

(2)小売業の店舗での需要予測は、完全に機械化できない面があることを理解すること。
不確定要因が多すぎるためである。価格のハイ&ローの激しい商品は、需要予測自体が困難といえる。当面は繰り返し購買されるB・Cランク商品の自動補充化を進めることが先決である。店舗での過剰発注を防ぐ効果もある。

(3)欠品を追跡するタスクフォースを持つこと。
週に1回はゼロ欠品商品をチェックし、「なぜ欠品したのか?」を追跡調査するチームをつくり、欠品原因の追跡と撲滅を進めるべきである。

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参照
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