商品分類でいう、中分類のこと。
ショッパー(買物客)の購買行動の単位。
小売業での競争というのは、このカテゴリー(中分類)単位で発生している。
たとえば、売場面積600坪のスーパードラッグストアAと、1,930坪のディスカウントストアBで、カテゴリー別の尺数を比較すると(図表参照)、あるカテゴリーではA店の方が尺数が多く、その地域においては大型ディスカウントストアよりも面積が大きいことがわかった。
つまり、総売場面積や部門の大きさが劣っていたとしても、カテゴリー単位では競争に勝つことができるということだ。カテゴリー単位で面積のメリハリをつけ、何を強化するのかをカテゴリー単位で決定していくことが重要である。
すなわち、カテゴリーは「買物の単位」であると同時に、「競争の戦略単位」でもある。