「挑む」軽量級食品スーパーと「迫る」食品強化型ドラッグストア

ディスカウント×エンタメで攻める「クルベ北入曽店」レポート

軽量級の食品スーパーマーケット(SM)の急先鋒が「ベルク」が展開する「クルベ」だ。2023年に立ち上げたディスカウント型の新業態で、EDLP(Every Day Low Price)方式、つまり特売に頼らず毎日安く商品を提供する手法を採用。商品は絞り込み、作業や「すべきこと」を減らすことによって、EDLC(Every Day Low Cost)、ひいてはEDLPを実現しようとしている。
(月刊マーチャンダイジング2025年5月号より抜粋)

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大胆な絞り込みと作業の削減

クルベはベルクの本拠地である北関東エリアを中心に展開。2025年3月現在、群馬県と埼玉県に合計3店舗を展開する。

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1号店の「クルベ江木店」は群馬県高崎市に所在し、旧ベルク江木店を業態転換する形でオープン。続いて2号店「クルベ竜舞店」が群馬県太田市にて2024年2月にオープンしている。そして2025年2月には、埼玉県狭山市に同業態としては初の新築店舗となる「クルベ北入曽店」が開業した。

クルベの売場は、毎日の食材や生活必需品をできるだけ安くまとめ買いしたいお客に向けて構成されており、品揃えや作業をドラスティックに減らしているのが特徴だ。

例えば青果売場であれば、基本的に1品種1品目で大量陳列が中心。既存のSMのように、細かい品揃えをして売るのではなく、安さと視認性の高さ、また品出し回数の削減を重視していると推測される。精肉も平冷ケースに大容量の商品を圧倒的な量で展開し、ユニットプライスの低価格をアピール。豆腐も平冷ケースで大量に陳列。豆腐は壁面で展開するという思い込みを排除した売場といえる。

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[店舗概要]

店舗名 クルベ北入曽店
所在地 埼玉県狭山市入間川3141-1
営業時間 10:00〜21:00
売場面積 670坪