回転差資金ともいう。
店頭に陳列された商品が、売れて現金化するまでの期間(商品在庫日数)と、取引先に仕入代金を支払う期間(支払勘定回転日数)の差。
財務担当の幹部は、毎月、企業全体、もしくは店ごとの販売キャッシュフローを管理し、販売キャッシュフローがプラスの状態(支払いよりも現金化の方が早い状態)をコントロールすることが重要な職務である。
零細資本である小売業が多店舗展開し産業化していく初期段階では、商品を「薄利多売」することで回転差資金を生み出し、その回転差資金を次の新店投資に使って拡大再生産する経営技術を活用して成長軌道に乗せてきた。