流通用語集

必需品ひつじゅひん

「必需品」とは、だれにとっても毎日のように使用する「エブリデー・エブリボディグッズ」のこと。
必需品には、たとえば洗濯洗剤のような「使用頻度も購買頻度も高い必需品」と、洗濯用品のように「使用頻度は高いが、購買頻度の低い必需品」の2種類がある。

前者の必需品は市場規模が大きく、大量に売れるが、売場の作業コストは高く、価格競争が激しいので粗利益率が低くなる傾向がある。一方、後者の必需品は、市場規模は小さく、そこそこしか売れないが、売場の作業コストは低く、価格競争に巻き込まれにくいので、そこそこの売上で高い営業利益を稼ぐことができる。

つまり、使用頻度は高いが購買頻度の低い必需品は、「中利中売(そこそこの売上で高い粗利益)」の商品が多く、しかも、「中売(そこそこの売上)」ということは、売場の作業コストが低く、消耗品ほど派手に売れないので地味で目立たないが「営業利益の高い優等生の売場」であることが多い。

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参照
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