「必要売上高」が、損益分岐点売上から算出した、目標利益を達成するために「売らなければならない売上高」であるのに対して、「可能売上高」は、地域のシェア率獲得目標に基づいて計算される「これだけは売れるはずの売上高」のこと。
地域シェア率の算出は、次のように行なう。
①その部門(商品群)の市場規模=その部門(商品群)の1世帯当り支出金額×その店舗(群)の商圏世帯数
②地域シェア率=その部門(商品群)の売上高(年間)÷市場規模
このようにして、部門(商品群)単位で目標獲得シェア率を決定し、そのシェア率目標を積み上げた売上予算のことを可能売上高という。