マスとプレステージを組み合わせた造語で、プレステージ商品をマス化粧品のように、セルフで販売する売り方のこと。
化粧品では、セルフで購入するマスブランドと、対面接客で購入するプレステージブランドとはっきり二分されていた。しかし働く女性の増加に伴いEDLPが好まれ、また、インターネットなどの普及により気になる商品は自分で探し、それを店頭で試し、わからないことだけを店員に聞いて選びたいというニーズも増えている。
また、デパートのように、特定メーカーの化粧品担当者から、そのメーカー品を推奨販売される販売方法を嫌う傾向が強く、複数のブランドを自由に選びたいと考える女性が増えている。
したがって、プレステージブランドを基本的にはセルフで販売し、ショッパー(買物客)が質問したいときに、メーカー派遣ではない店舗のビューティ担当者が「コンシェルジュ」的に複数のブランドをカウンセリングする「マステージ」という売り方が伸びており、注目されている。