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小売業における安さには、大きく分けて2つの意味がある。ひとつはチープディスカウントといい、定価の割引販売のこと。最近では、ノープリントプライスのように定価のついていない商品も多いが、メーカー希望小売価格に対して何割引という、相対的な安さである。もう一方はディスカウントといい、定価の何割引という安さではなく、仕入れ、流通方法、調達方法の革新や商品開発などにより、サプライチェーン全体のコストを削減することで実現される絶対的な安さのこと。