商品を縦方向へ陳列すること。
バーチカル陳列は、「中分類(カテゴリー)」単位の陳列に適している。
カテゴリーとは一般的に、「買物の単位」である。たとえば、食品は大分類だが、その下の醤油や味噌、カップ麺などの単位がカテゴリーとなる。バーチカル陳列のよい点は、消費者の買い忘れが少なくなることである。図表のように、消費者の目線がどの位置にあっても、「ここで醤油を売っている」ということを見落とす危険性が少なくなる。
一方、棚の下段でホリゾンタル陳列(横方向への陳列)を実施すると、棚の上ばかり見て歩いている顧客は、醤油を見落としてしまう危険性が高くなる。
つまり、カテゴリーを「発見させる段階」のゾーニングは縦方向が適しているのである。