小売業の組織論の出発点は分業であるが、この分業の仕組みのことを組織という。
つまりある経営ビジョンを達成するためにさまざまな組織が連携し合いながら、分業化し、ひとつの目的を達成する仕組みのこと。
課題としてはセクショナリズムに陥りやすいことが挙げられる。組織が有機的に連動していくためにもっとも重要なことは組織のコミュニケーションをよくすることである。IT(インフォメーションテクノロジー)などの技術も、組織を有機的に連携させるためのコミュニケーション強化の道具のひとつとして使うことが望ましい。
また、組織のコミュニケーション強化の第一歩が「共通の言葉」「共通の数値のモノサシ」を組織に属する全員が共有化することである。