インダストリアル・エンジニアリングの略。
製造業の生産管理手法のこと。企業の業務活動を調査手法を使って「数値化」し、科学的に改善・改革する手法のこと。もともとメーカーの生産工程の合理化・効率化を進めるために開発された方法。トヨタの「カイゼン」は、IE手法を使った生産管理の代表例。
小売業も、チェーン展開していく過程で、IE手法を使った作業分析や業務分析を行うようになった。作業や業務を「見える化」し、問題点を科学的に抽出し、改善していくために、「IE手法」的な業務改革を進めるようになった。
製造業にとって、工場の作業改善をIE手法で効率化し、生産性を上げることは、生産量が増えれば増えるほど、大きな利益につながる。同様に、多店舗展開する小売業もまた、店内作業を測定し、問題点を発見し、作業の「やり方」を改善し、全店のルールとして水平展開する(≒IE手法)ということを繰り返せば、店舗数が増えれば増えるほど大きな利益とコスト削減に直結する。